こんにちは、イキルです。
2交代勤務で毎日過酷な労働に精を出している所ですが、最近体にガタが来ているようです…。
現在、原因不明の皮膚炎に悩まされており、「交代勤務ってやっぱり体に負担がかかってるな…」と痛感している所です。
「夜勤の時はロクに睡眠もとれてないみたいだし、明らかに体に害があるよ…。」
毎日「早くリタイアしたい…」という気持ちでいっぱいなのですが、リタイアした先人たち曰く数千万単位のお金が必要とのことで、絶望している所です。
ですが、ひとつ気になることがあります。
「セミリタイアなのに、本当にそんな資産が必要なの?」
だって、別に贅沢して生活しようとしている訳じゃない…。
ぐっすり寝れて、一日2,3食ご飯が食べれてネットが出来ればとりあえずは満足…こんな生活をしたいだけなのに、そんな数千万円なんて多大な金額が必要なのか?と疑問に思うのです。
そこで今回は、数百万円単位の少ない資産でセミリタイアが出来るのかどうかをシミュレーションしてみようと思います。
目次
【まえおき】筆者の今の資産は大体200万円ちょっとあります。
ちなみにですが、タイトルにある通り、今回は200万円という資産がある体でシミュレーションをしてみようと思います。
「なんで200万円っていう設定にしたの?」
それは、筆者の現在の資産が大体200万円程あるからですね(笑)
要するに、「今の筆者が今すぐにセミリタイアに踏み切るとどうなるのか?」を検証してみたかった…と言うのがこの記事を書いている動機になります。
また、200万円という金額は、ある程度まともに働いている人なら早くて1年以内、遅くても5年もあれば十分作れる金額だと思いますので、多くの人の参考にもなると思います。
「確かに200万円なら途方もない金額って感じじゃないよね!」
もし200万円でセミリタイアが十分出来るなら、結構夢のある話だと思います。
では、さっそくシミュレーションをしていきましょう。
支出はいくらぐらいで生活できるのか?
まず、支出を計算してみましょう。
今回は、たったの200万円という超少額でのセミリタイアになるので、支出も極限まで低くしたい所です。
各項目ごといくらぐらいかかるのかを調べてみました。
家賃
まずは家賃です。
とにかく生活費の大部分を占めるので、出来るだけ安い物件に住みたい所です。
実家と言う選択肢もアリですが、親がセミリタイアを認めて実家に居させてくれる可能性は限りなく低いと思いますので、今回は一人暮らしをするという前提で考えようと思います。
どこに住むのかによってかなり変わりますが、たったの200万円しか無いので、とにかく安い物件を探してみました。
スーモで適当に調べてみましたが、大体2万円ぐらいあればある程度生活できる施設が揃っている物件に住むことが出来そうです。(地方都市)
「生活に必要な施設の例」
- スーパーが徒歩圏内にある。
- 駅が徒歩圏内にある。
- 図書館が近くにある。
- 公園が近くにある。
※中には「家賃0.4万円」みたいな物件もありますが、なんかやばい匂いがするので、そういった物件は除いています(笑)
と言うことで、家賃は2万円程あれば、とりあえず住居は確保できると思います。
食費
次に食費です。
食費は個人差が大きい部分ではありますが、これも出来るだけ安くしたいですね。
ただ、食費に関しては単に安ければいいという訳ではありません。
予算を減らしすぎると、逆に体調を悪くして医療費がかかってしまう…なんてことになりかねないので、過度な節約には注意が必要です。
健康に過ごすために必要なカロリー(大体2000kcal)を維持しつつバランスよく食事を取ると考えると、月に1万5千円が一つのラインだと思います。
一日当り約500円ですね。
人によっては1万円以内に収める猛者もいますが、さすがに1万円以内を毎月と言うのはストレスになると思うので、1万5千円あたりがちょうどいいと思います。
おそらくですが、以下のようなメニューの料理を良く食べることになるでしょう。
安く作れるメニュー
- トースト
- 味噌汁
- スクランブルエッグ
- 鶏むね肉の野菜炒め
- 鍋
- お茶漬け
- 納豆かけご飯
- おでん
- カレー
こんな感じの食事を毎日することになりますね。
通信費
次に通信費です。
セミリタイア後の大部分の時間を使うことになると思うので、スマホだけでなくWi-Fiの契約もしておきたいところです。
色々調べてみた結果、以下が結構お得みたいですね。
おすすめ
- スマホ→楽天モバイル:月に1GBまでは0円で使える!それ以上使っても2千円程度で済む。
- Wi-Fi→ソフトバンクエアー:マンションとかなら月に4,200円ぐらい。
別で初期費用はそれぞれかかります。
それでも、月に6,000円ぐらいあれば通信費は何とかなりそうですね。
ネットを使いたいときは、無料のWi-Fiスポットを利用するか、基本は自宅でWi-Fiを利用するのをメインにする感じですね。
スマホに関しては、どうしても持っていないと不便なことが多いと思いますので、格安なものを一応持っておく…と言う程度で十分だと思います。
実際筆者は今でもほとんどスマホは使いませんしね。
ただ、自宅でパソコンを使うことがよくあるので、Wi-Fiはある程度しっかりしたものを契約しておきたい所です。
光熱費とか雑費とか
光熱費や雑費に関してですが、正直この辺りはあまり節約する余地がないように思います。
しいて言うなら、使わない時はコンセントを抜くようにするとか、電気はこまめに消すとか、湯船はあまり使わないようにするとかでしょうか。
一人暮らしで冷蔵庫以外にロクな家電も無いとなると、あまり電気代もかからないでしょうし、ガスや水道代も基本料金+ちょっとで十分足りてしまうと思います。
そのため、光熱費で約1万円、雑費で5,000円程を見ておけば大丈夫だと思います。
税金関係
セミリタイア後、収入が減り年間100万円も行かないようになると、税金はかなり低額になります。
所得税や住民税はほとんど無くなるでしょうし、国保も月に5,000円ぐらいになると思います。
※国保は住んでいる地域で金額が変わります。
ただ、国民年金は相変わらず固定の金額(大体1万7千円ぐらい…)でのしかかってくるので、合計で約2万2千円ほどはかかる計算になります。
加えて、退職した翌年は「前年度の所得に対して税金がかかる」ため、非常に高額になりがちです。
※筆者が一度会社を辞めたときは、無職なのに月に5万円以上支払う必要がありました(笑)
「やっぱり税金は痛いよね…」
ただ、最悪年金に関しては免除の申請をすることも出来るので、割り切って支払わないということも選択肢としてはありかもしれません。
でも、そうなると将来に対する準備は一切出来ないことになってしまうので、支払わないならそれなりの覚悟が必要になります…。
筆者は可能な限りは支払い続けるスタンスで行こうと思っています。
結局いくらかかるの?
さて、ここまで色々と書いてきましたが、セミリタイア後の支出はどのぐらいかかるのでしょうか?
大体以下のようになります。
支出
- 家賃:約2万円
- 食費:約1万5千円
- 通信費:約6千円
- 光熱費:約1万円
- 雑費:約5千円
- 税金:約2万2千円
- 合計:約7万8千円
このように、かなり節約を意識した生活をすると、大体8万円程度で何とか生活は可能という結果になりました。
「8万円で生活出来るんだ!結構安くなるんだね。」
確かに、世の中の人たちが「手取り15万だと生活が厳しい」みたいなことを言っているのを見ていると、8万円で生活が可能であるというのは希望の持てる話だと思います。
ですが、今回は200万円という低予算でのセミリタイアを想定しています…。
月に8万円と考えると、年間96万円かかる計算になりますよね。
そうなると、翌年かかる莫大な税金を無視しても、「たった2年しか持たない」ということになります(笑)
「200万円じゃ2年しか持たないのか…。」
また、国民年金を支払わないという選択をした場合、月に約6万円ちょっとで生活できることになりますが、それでも3年持たせるのがやっと…と言うことになりますね。
さて、これで分かってしまいましたが、200万円という金額で「完全なリタイア」をするのは厳しいという結論になってしまいます。
まぁ、筆者は現状の貯金では厳しいと分かっていたので、現在決死の覚悟で2交代の仕事をしている訳なんですけどね(笑)。
ただ、無理なのはあくまで完全リタイアに限っての話です。
「セミリタイア」であれば無理と言うことはありません。
「セミリタイアの場合、ある程度の労働が出来るからね!」
次の章で、セミリタイアを実行に移す場合のプランを考えてみようと思います。
200万円を持ってセミリタイアするプラン
さて、それでは200万円しかない筆者がセミリタイアを決行するプランを考えてみましょう。
毎月必要な支出は先ほどの計算から、約8万円だということが分かりました。
つまり、その「8万円」をストレス無く作ることが出来れば、今すぐにでもセミリタイアが可能になるということです。
8万円を稼ぐ具体的な方法は、おそらく以下のような方法になると思います。
- アルバイトをする。
- 毎日短時間のパートをする。
- 治験&短期バイトを組み合わせる。
- ネットを使った副業的なことをする。
- 配当金を生活費の足しにする。
このあたりが現実的に可能そうな収入源になると思います。
ちなみにですが、筆者の場合上記の方法のうち、どれか一つだけで8万円を稼ぐというのは結構難しいと思っています。
「バイトで8万円って結構長い労働時間になっちゃうし、副業とか治験だけとかで8万円稼ぐのも結構茨の道だもんね…。」
そのため、「いくつかの収入源から合計で8万円を稼げるように立ち回る」というのが理想です。
筆者であれば、以下のような内訳を目指します。
内訳
- バイト:月約5万円
- 治験:月約1万円
- ネット副業:月約2万円
- 配当金:月約2千円
こんな感じでしょうか。
※筆者は200万円のうち、約半分ほどを投資に回しているので、一応配当金が貰えます。米国株中心です。
配当金は貯金に回すとして、それ以外で月8万円を稼ぐイメージですね。
ちなみに、治験は毎月出来るようなものではないので、年に2回ほど、一週間程度のものに参加するというイメージですね。
ネット副業については、今やっているブログの更新や、youtubeを始めて見たりなど、余りある時間を積極的につぎ込んでいけば、2万円程度なら何とか作れそうな気がします。
「ネットからの収入って浮き沈みが大きすぎて、あまりあてには出来ないんだけどね…。」
アルバイトは、時給900円で56時間程働くと約5万円稼げるので、「週2、1日7時間」「週3、1日5時間」程度の労働で達成できる金額ですね。
このように、それぞれを小分けにして考えると、月8万円ぐらいなら何とか稼げそうな金額だと思います。
筆者が今すぐセミリタイアするなら、こんな感じの生活になると思います。
まぁ、ちょっと貯金のあるフリーターみたいな感じになりますね。
まとめ
今回は、筆者の現実逃避のために、今持っている200万円でセミリタイアするのならどんな感じになるのかをシミュレーションしてみました。
実際かなり厳しい生活になることは予想できますが、それでも月に8万円程稼げるのであれば何とかなるというのが計算してみた結果になりました。
「バイトを最小限だけやって、ネットに何らかのアウトプットをしていけば、一応有意義に生活できそうな感じはしたね!」
ただ、実際200万円ぽっちを持っていたとしても、大して配当金なんかは貰えないし、何もしないと2年程度でお金が底をついてしまうので、正直200万円持っていることに大きな意味は無い感じがしますね。
あくまで心の支えになる程度ですね。
まぁ、今すぐに仕事を辞めるかどうかはまだ分かりませんが、本当の限界が筆者に訪れた場合、このシミュレーションのように生活していこうと思います。
もう300万円程作り、資産が500万円程になれば、少しは変わったセミリタイア(配当がある程度当てになる)が出来るかもしれないので、もう少し頑張ってお金を貯めようかな…と言うのが現在の筆者の心境となります。
完全に駄記事でしたが、この記事が何かの参考になれば幸いです。
「貯金200万あるけど、もう会社に行きたくない…絶望…。」と言う人は、こんな感じの生活をやってみても良いかもしれませんね。