
「新卒で就職したけど、もう働きたくない…。こんな生活が定年まで続くとか絶望しかないよ…。」
今回はこんな悩みに答えます。

本記事の内容
- 「働きたくない」新卒に伝えたい3つの選択肢を紹介
- 新卒でも働きたくないと思ったら会社を辞めるのは悪い事じゃない話
- 新卒が会社を辞めたいと思った時は、退職代行を利用すると楽という話
新卒で就職したのは良いけど、既に「もうムリ…辞めたい…」と思っている人は居ませんか?
入社後のギャップや、社会人特有の絶望感などに悩まされてしまっている新卒の社員の人も居ると思います。
そこで今回は、「働きたくない…」と思ってしまっている新卒の人に向けた、「今選べる3つの選択肢」を紹介しようと思います。
今のあなたに選べる選択肢をまとめてあるので、今後の参考にしてください。
ではいきましょう。
目次
「働きたくない」新卒に伝えたい3つの選択肢【退職も良いものだよ】


もう働きたくない…毎日会社に行くのが辛いよ…。
この章では、そんなあなたが選べる選択肢を紹介します。

働きたくない…という新卒の人に伝えたい3つの選択肢は以下の通りです。
3つの選択肢
- 我慢して勤務する
- 40歳を目途にしたセミリタイアを考える。
- 今すぐ退職&転職する。
この3つですね。
ちなみに、今回は『働きたくない度合い』別に紹介していきます。
早速見ていきましょう。
【最初に】働きたくない度とは
「働きたくない度」とは、私が勝手に考えた指標です(笑)

今回は選択肢別に「低、中、高」の3段階で分けようと思います。
それぞれ以下のように分けています。
働きたくない度「低」
- なんか朝起きるのがだるいな…。
- 会社に行くと体が疲れるから行きたくない。
- なんか上司が好きじゃない…。
このぐらいの感じです。
働きたくない度「中」
- 明確に「このまま勤め続けるのは辛い…」という気持ちがある。
- 上司が嫌い、馬が合わない。
- 休日も会社のことを考えてしまう。
先ほどの働きたくない度「低」よりも、より「働きたくない」という気持ちが強い場合には、「中」に該当します。
働きたくない度「高」
- 職場でいじめを受けている。
- 鬱っぽい、「死にたい」という感情がある。
- 休日でも出勤日のことを考えると胸が苦しくなる。
- 「今から一年間勤められる自分」が想像できない。
- 仕事内容に明確なミスマッチを感じる。
このような状態の場合には、働きたくない度「高」とします。
働きたくない度「低」:我慢して勤務する。
働きたくない度が「低」の場合、我慢して勤務を続けるのが良いでしょう。

働きたくないのに我慢しないといけないの?
正直、「会社に行くのがだるい」とか「なんか上司と合わないんだよな…」ぐらいで会社を辞めてしまうのはお勧めできません。

私は基本的に、無理するぐらいなら辞めたほうが良いと思うタイプですが、それでも働きたくない度「低」の場合には、退職したりするのはお勧めしません。
理由は以下の通りです。
- 他の会社に移っても同じだから。
- 人間関係が完璧な職場は滅多にないから。
- 一時的な気分的な問題であることが多いから。
こんな感じです。
働きたくない度が低い状態で会社を辞めてしまうと、後で後悔する確率が高いです。
そのため、とりあえず今は我慢して勤務を続けるのが一番良いでしょう。
ちょっと我慢してみて、どうしてもダメだ…と思った時には、次の選択肢を選ぶと良いと思います。

働きたくない度「中」:40歳を目途にしたセミリタイアを考える。
働きたくない度が「中」の場合、「40歳を目途にしたセミリタイアを考える」ことがおすすめです。

ん?セミリタイアってどういうこと?
セミリタイアとは、「早期リタイア」の一種で、一定の資産を貯め、最低限の収入だけを得ながら生活するライフスタイルのことです。

要するに、「40歳まで頑張って働いて、それ以降はバイトでもしながらのんびり生きていきましょう」という生き方の事ですね。
これは結構おすすめな方法なので、詳しく解説しますね。
40歳を目途にしたセミリタイアがおすすめな理由
40歳を目途にしたセミリタイアが働きたくない度「中」の人におすすめな理由は以下の通りです。
- しばらく勤め続けるモチベーションアップになる。
- 年収が400万円程度あれば誰でも目指せる。
- セミリタイアのことを考えることで、会社以外に意識を向けることが出来る。
- 40歳になったら辞めてやる!という意思で仕事が出来て気分が楽になる。
- 達成したら、自分の好きなことだけで生きられる。
このようなメリットがあるので、おすすめです。
正直、働きたくない度「中」の人だけでなく、「低」の人でも目指してみると良いと思います。
セミリタイアは目指し始めるととても楽しくて、日々を生きるモチベーションにもなります。

「この一日の勤務も、資産の一部になるんだ!」という気分になると、不思議とやる気が出てきます。
ちなみに、私も正社員で働いていた時には目指していました!
※私の場合には先にメンタルがやられてしまって退職をするという選択を取ることになってしまいましたが…。
でも、この時に作った資産には今でも助けられているので、セミリタイアを目指すのはとてもおすすめですよ。
40歳でセミリタイアするために必要なお金を計算してみた。
40歳でセミリタイアをするために必要なお金を計算してみます。

目標が無いと行動もしづらいですからね…!
セミリタイアには節約が必須です。
一人暮らしで、月10万円前後の生活費で暮らせるように支出を徹底的に絞りましょう。
生涯で得られる収入と、支払う支出の帳尻を合わせることが出来れば、セミリタイアは可能になります。
計算をするにあたっての条件は以下の通りだとします。
計算の条件
- 90歳まで生きるとする。
- 年収は400万円
- 退職後のバイトでは、月に5万円程稼ぐ計算にする。
- 国民年金が月当たり5万円程貰えると考える。
上記の条件を踏まえると、生涯を通しての収入と支出が大体以下のようになれば、セミリタイアを実現することができます。
収入
新卒(22歳)~40歳までの約18年間で、年収の平均が約400万円とする。
税金がかかるので、手取りは約320万円程になる。
320万円×18年=5760万円
また、40歳で退職した後、65歳ごろまで月5万円稼げる程度のアルバイトをすると、5万円×12か月×25年=1500万円程になる。
65歳から国民年金が、月で割って5万円貰えるとすると、5万円×12か月×25年=1500万円程になる。
全ての収入を合わせると、生涯の収入は5760+1500+1500=8760万円程になる。
支出
新卒から90歳まで毎月平均10万円で節約生活をすると、68年間×10万円×12か月=8160万円程になる。
歳をとるにつれて医療費などがかかると考えても、約600万円程のゆとりがあるのである程度は対応できる。
このようになります。
上記の試算の通り、取り合えず40歳まで年収400万円程度で働けば、何とかセミリタイアにこぎつけることは可能です。

月10万円で生活とか、年収400万円とかって結構難しいと思うけど…。
確かに人によっては無理がある部分も若干あるかもしれませんね。でも、そんな時は「退職する年齢を45歳にしてみる」とか、「退職後のアルバイトで月8万円程稼ぐ」などのように、ちょうどいい塩梅のところを自分で探してみると良いと思いますよ!

セミリタイアは、決して不可能な選択肢ではないので、働きたくない度が「中」ぐらいの人には、ぜひ目指してみてもらいたいですね!
働きたくない度「高」:今すぐ退職&転職する。

最後は、働きたくない度が「高」の人が選ぶべき選択肢です。
悪いことは言いません。
「今すぐ退職したほうが良いでしょう。」
働きたくない度が「高」の場合には、今の環境で無理して働き続けることで、自分の体や精神を傷つけてしまう可能性があります。
最悪の場合、「うつ病」になってしまったり、「不安障害」などを引き起こす要因にもなってしまったりするので、一刻も早く今の会社から離脱したほうが良いでしょう。
※私も、無理した結果、社交不安障害という診断が出たため退職することになりました…。
「新卒のうちから向き不向きなんて分からないでしょ」という意見もありますが、そうとも限りません。
今既に追い込まれているのなら、それはもう向いてない証拠ですし、そもそも自分のパーソナリティーはそう簡単に変わるものでは無いので、絶対に向いてない仕事というものは存在します。
まぁ、こういうことを言う人に限って無神経な人が多いよね…。


当事者とは全く違うパーソナリティーを持ってるから、悩んでいる人の気持ちなんて分からないんでしょうね…。
このように、働きたくない度が「高」の場合には、無理して働いても良い事が無いので、一刻も早く退職をしてしまい、ゆっくり転職活動をすると良いと思います。
新卒が会社を辞めたいと思った時は、退職代行を利用すると楽だよ。


ここまで読んで、「自分はたぶん会社を辞めたほうが良いんだろうな…」と言うことが分かったとしても、新卒の新入社員の分際では中々上司に言い出せない…という人も居ると思います。
そんな時に、利用すると良いサービスがあります。
それが、退職代行サービスです。
退職代行サービスってなに?


退職代行サービスとは、退職に関わる面倒な手続きを、数万円程度の費用で代行会社におまかせすることが出来るサービスのことです。
退職代行サービスを利用すると良い理由は以下の通りです。
- 上司に「退職させてください…」と言わなくていい。
- 手続きを代行してくれるので自分で色々考える必要が無い。
- 代行会社を利用するのは法律的にも問題ない。
このような理由があるので、退職代行サービスを利用するのはかなりおすすめです。
2~3万円程度なので、お金に余裕があるのなら利用しない手は無いですよ。
おすすめの代行サービスは、以下の記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
関連今すぐ会社を脱出したい人は「退職代行」を使うべき!罪悪感は毒だよ!?
新卒で入った会社を辞めた後は、第二新卒向けの転職サービスを利用しよう。


新卒で入社した会社を辞めた後は、どうやって転職活動をすればいいのかな?
新卒で正社員として入社し、退職した場合には「第二新卒」という括りになります。そのため、第二新卒向けの転職サービスを利用して転職活動をすると良いでしょう!

第二新卒向けの転職サービスは沢山ありますが、以下の記事で特におすすめな物を3つ紹介しています。
関連20代の転職希望者におすすめな転職エージェント3選【徹底比較】
この記事を参考に、自分に合ったサービスを選んでみると良いでしょう。
【体験済み】会社を辞めることに強い抵抗がある人へ

いくら会社が辛いと思っていても、会社を辞めるということに抵抗を持っている人は多いでしょう。
私自身も、会社を辞める決断をした時は、「辞めたら終わり」という圧力を強く感じる事がありましたからね…。
ですが、正直言って、会社を辞めることを恐れる必要はありません。
再就職だってその気になれば出来ます。
それに、何より辞めないことのリスクの方が怖いですしね…。
もし、現在の仕事にストレスを抱えているのなら、辞めないと鬱などを発症してしまう事も考えられます。
鬱になってしまうと、長い間苦しむことになってしまうので、注意したほうが良いでしょう。
私は鬱にこそなりませんでしたが、「社交不安障害」と言う診断をされることになってしまいました。
私のようにならないためにも、ヤバいと思ったら逃げる勇気を持っておくことも大事だと思います。
また、今の時代、転職をすることはかなり一般的なことになってきています。
定年までに、約半分の人が転職を経験するというデータもあるぐらいですしね。
転職に関しての周囲の目もかなり程度軟化しているので、過度に気にする必要はありませんよ!

自分にとって何が大切なのか、一度じっくり考えてみると良いかもね!
「働きたくない」新卒に伝えたい3つの選択肢:まとめ

今回は、「働きたくない」と思っている新卒が選べる3つの選択肢を紹介してきました。
以下の3つです。
- 我慢して勤務する
- 40歳を目途にしたセミリタイアを考える。
- 今すぐ退職&転職する。
自分の働きたくないと思う気持ちの強さ次第で、この中から一番適した選択をすると良いでしょう。
既に限界近くまで追い込まれてしまっている場合には、退職するのも必要な行動になります。
無理をせず、自分の状況にあった選択をするようにしましょう。
20代におすすめの転職エージェント